理事長あいさつ

平成27年12月吉日

 

 このたび、平成27年11月27日開催の理事会において、公益社団法人ソーシャル・サイエンス・ラボの理事長に選出されましたので、一言ご挨拶申し上げます。

 

 今から33年前に創設されました当法人は、平成19年厚生労働省が運営しておりました健康増進施設を継承することにより、地域社会とのかかわりが一段と強化されました。こうした時期に平成18年、我が国の公益法人制度の大改革が実行されるところとなりました。

 

 川井徳子初代理事長の大方針の中で、当法人は公益法人への移行を目指すことになり、小堀脩前理事長のご尽力により、法人の組織・事業運営・人材などについて整備改革を推進し、監督官庁の厳しい指導を賜りつつ審査の結果、平成25年3月18日付奈良県知事から公益法人の認定をいただくことができました。

 

 当法人の第一の主幹事業は、奈良ウェルネス倶楽部として定着している生涯学習センターの運営であります。「からだの健康づくり講座」「こころの健康づくり講座」につきましては、2800余名の受講生様・140名の講師先生・事務局の三位一体で地域住民の生涯学習と福祉向上を目指し、既存講座の拡充を図りつつニーズに応じた新たな講座開設にも注力して、高齢化社会に貢献できる努力を続けます。

 

 第二の事業は21世紀日本の地域社会構造に関する調査研究であります。当法人の定款第4条(1)には「地域経済社会に貢献するための経済・政治・文化及びこれらの諸制度に関する調査研究並びに大学研究機関と連携した共同研究活動」とあります。当法人が設立された当初の社会科学研究所時代からの活動ですが、具体的には学術研究者、専門家とのネットワーク基盤を強化し、科学的知見に基づく社会分析を重んじつつ地域経済の発展に寄与できればと考えています。今後の事業としては県が公募した、まちづくり構想策定への参画、旧富本憲吉記念館リメイク、和紙プロジェクト等、地域力を向上させていく経済政策立案等にも積極果敢に挑戦して行く覚悟です。

 

 その他、『古事記』と『日本書紀』の記紀時代から万葉時代に至る、我が国創世の原点にかかわる奈良における文化催事につきましても、各種の事業に参加するとともに協力してまいります。

 

 当法人の趣旨にご賛同いただき、関係機関ならびに多くの方々に一層のご支援を賜わりますよう、心からお願い申しあげまして理事長就任のご挨拶とさせていただきます。

 

公益社団法人 ソーシャル・サイエンス・ラボ
理事長 尼﨑 勝己