【プロジェクト】安堵町 地域振興構想

今年度、さらに次年度にかけて安堵町の歴史的財産の再発掘のための調査研究を行っています。さらにその成果を生かし、観光や地域経済の活性化に結び付ける近隣の自治体との連携を模索しています。

 

地域の経済構造改革の先進事例として紹介されました

大正大学地域構想研究所が編集・発行する情報誌「地域人」第23号(2017年7月10日発行)に、高市早苗総務大臣(当時)、西本安博安堵町町長、当公益社団法人専務理事の川井徳子の巻頭鼎 談が掲載されました。
 総務省が推進した「ローカル10,000プロジェクト」に採択された奈良県安堵町の地域活性先進事業として、またノブレスグループのイノベーションマネジメント成果としての「うぶすなの郷 TOMIMOTO」の全容がわかる、8ページの巻頭特集で紹介されました。

 

 

ふるさと納税の返礼品に選定されました

 うぶすなの郷 TOMIMOTOの開業に伴い、安堵町のふるさと納税の返礼品(ペアランチ券、ディナー券、宿泊券など)のラインナップが増えました。また、期間限定の返礼品として、富本憲吉のテイカカズラ模様の風呂敷で包んだ「うぶすなの郷 TOMIMOTOのおせち」が販売されました。

 

安堵町の偉人

 安堵町(2017年10月1日現在:面積4.31平方キロメートル、人口7,374人)は、過去から多くの文化人・偉人を輩出してきた町です。古くは聖徳太子にさかのぼり、太子が斑鳩と飛鳥を馬で通った太子道、休憩のため腰掛けたと伝えられる御幸石が現存しています。晩年の住まいであった飽波葦墻宮(あくなみあしがきのみや)が安堵にあったという伝承もあります。また、戦国時代には、筒井氏一族である土豪「中氏」が活躍しました。
 さらに、幕末以降、天誅組に加わった国学者伴林光平と親交があった今村文吾、文吾の甥で奈良県再配置運動を推進した今村勤三、勤三の四男でBCG接種を確立し大阪大学第5代総長を務めた今村荒男、と続きます。
 そして、今村荒男と親交が深かった近代陶芸の巨匠富本憲吉は、この安堵の地で後世に残る名作の数々を生み出してきました。